賃貸を探すときの意外な落とし穴、仲介業者が最後まで話さなかったこと

2人暮らしの準備

幾多の物件と様々な条件で比較をし、何度も交渉メールを重ね、やっと決めたたった一つの引っ越し先。

さあ、契約書にサインしよう!

としたときに、「実は…。」と打ち明けられたのは信じられない真実ばかり。

「その情報、もっとはやく教えてくれたらよかったのに…」と思うような重要なことばかり、直前になってから知らされたんです。
仲介業者さんにとって不都合な事実は、できるだけ隠しておきたいのでしょうね。

引越し直前になって「実は…」と知りたくなかったことを教えられても、もう他の物件を探している時間はないし、ここでいいや…

ということにもなりかねません。

私の実体験を基にして、「仲介業者が契約直前まで教えてくれないこと」を知っておけば、お部屋探しで契約直前に妥協せずに済みます。

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災害が起こりやすい土地にある

災害に巻き込まれやすい土地の例
1.海・川など、水辺の近く
  ➤近年多発している、大雨による洪水の影響を受けやすい

2.断層付近
  ➤地震の揺れの影響を受けやすい

3.山の近く
  ➤土砂災害の被害に遭う可能性がある

4.以前大規模な災害に遭った土地
  ➤今後も同じような被害にあうかも?

私の失敗談

「2年前の大雨で、1階部分が浸水したことがあります」
「比較的浸水の可能性が高い地域に含まれています」


と、契約直前に言われました!
仲介業者さん、もっとはやく教えてくださいよ!!

対策:ハザードマップを見てみる

「ハザードマップ (引っ越し先の土地名)」で検索する!

地震、土砂災害、洪水など、危険度レベルがわかるマップが、都道府県ごとに公開されているはずです。
新居探しのときは、事前に見ておくことが必須!

駅チカはうるさい

私の失敗談

「駅チカだけど、最上階だから音も大丈夫だろう…。」
と思っていましたが、寝る前は慣れるまで気になります!

そして、駅の近くは何車線もある広い道路もあるので、夜でも車の往来が止みません…。

(私が田舎出身だから余計気になってしまうのかも?)

対策:付近のホテルに泊まってみる

候補物件の近くに泊まってみる!

契約前に候補物件に泊まるのは難しいと思うので、付近のホテルに一泊してみるとよいかもしれません。

候補物件の近くに宿泊施設がなく、「どうしても気になる!」という場合は、いっそ仲介業者さんに聞くのが一番早いかも?

病院の近くだった

私の失敗談

病院に近いところにある物件にしてしまったせいで、毎日救急車の音を聞くハメになりました…。
休日も夜中も、不定期で救急車の音を聞いているとソワソワしてしまいます。

救急車の音を聞くとなんだか落ち着かない…という人は、病院の近くの物件を避けることをおすすめします。

対策:病院が近くにあるか調べる

事前にマップでチェックする!

SUUMOのマップで、物件周辺の建物に何があるか確認してみましょう。
大きめの病院があったら要注意。

南向きと書いてあるのに実は東向き

私の失敗談

SUUMOにも、仲介業者さんから渡された物件の資料にも、「南向き」と書いてあったのに、実は東向きの物件だったんです…。

厳密に言うと東南東向きあたりなのですが、これはさすがに仲介業者さんの誇大表示じゃないですかね??

対策:「南向き」を信用しない

自分で候補物件の方角を確認する!

私のように、方角で嘘をつかれていることもあるので、
以下2つのどちらかの方法で、候補物件の方角を自分で確かめるのをおすすめします。

1.内覧のついでに方角をスマホで調べる
2.Google Map でお部屋の方角を調べる

内覧の日程調整ができる人は、お部屋の傾きもスマホで調べてみると
建物が傾いていないかどうかも調べられます!

アスベストの危険性

私の失敗談

耐震構造かどうか、は私も気にしていましたが、

建物に有害物質が使われている可能性があるかどうか

までは眼中にありませんでした。
契約直前に、仲介業者さんから

「この建物はアスベストを使用して建てられた可能性がありますよ」

と言われて初めて、有害物質のことも気にしなければならなかったんだと気づきました。

石綿(アスベスト)は、天然に産する繊維状けい酸塩鉱物で「せきめん」「いしわた」と呼ばれています。その繊維が極めて細いため、研磨機、切断機などの施設での使用や飛散しやすい吹付け石綿などの除去等において所要の措置を行わないと石綿が飛散して人が 吸入してしまうおそれがあります。以前はビル等の建築工事において、保温断熱の目的で石綿を吹き付ける作業が行われていましたが、昭和50年に原則禁止されました。

引用元:厚生労働省 アスベスト(石綿)に関するQ&A

アスベストの健康被害について、もっと詳しく知りたい方は、厚生労働省のアスベストQ&Aページから確認してみてください。

対策:築何年か調べる

1975年以前の建物は危険度大!

1975年以前(築40年以上)の建物は、アスベストを使用して建てられた可能性があります。
そのことを念頭に置いて、賃貸物件を比較してみてください。

アスベストの有無と建築年数の関係については、こちらのサイトを参考にしました。

まとめ:仲介業者を信用しすぎるのは禁物!

私は以前の引っ越しから、以下5つの失敗を経験しました。
いずれも、仲介業者さんが契約直前まで(または契約しても)教えてくれなかったことです。

  • 災害が起こりやすい土地にある
  • 駅チカはうるさい
  • 病院の近くだった
  • 南向きと書いてあるのに東向き
  • アスベストの危険性があった

このような被害に遭わないための対策として、以下5つの対策も示しました。

チェックポイント

1. ハザードマップを見てみる

2. 付近のホテルに泊まってみる

3. 病院が近くにあるか調べる

4. 自分で候補物件の方角を確認する

5. 築何年か調べる

賃貸物件にお引越しするときは、仲介業者を信用しすぎず、
できる限り自分の目で確かめてから契約するようにしましょう!

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